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江戸前期上方色摺史の研究 ~グローバルな進化の過程の下で~

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発行:2017年5月

 日本の印刷術伝来から、江戸時代に浮世絵など華麗な美術作品として色摺り印刷物が花開くまでの道程を、政治や宗教、出版文化など、社会的・技術的背景から考察した印刷・出版技術史。
 また紙の発生と進化、及び、世界の印刷技術についてまで言及し、グローバルな視点で印刷技術がどのように進化し、伝播していったかについて検証していく。

―主な内容―
第一章 切支丹来朝と角倉(吉田)氏
    Ⅰ切支丹時代の幕開け―教育と切支丹の開版事業
    Ⅱ我が国に於ける色摺版本の濫觴『塵劫記』と吉田光由
第二章 江戸前期上方色摺版本の系譜
    Ⅰ吉田光由以後の色摺版本
    Ⅱ上方開版(彫、摺)江戸販売の色摺俳書
    Ⅲ一枚摺 紅摺絵への始動
第三章 紙及び印刷術の発明と進化
    Ⅰ紙の発明と進化
    Ⅱ印刷術

編著者: 町田恵一(国際浮世絵学会 理事)
発行元:印刷学会出版部
B5判(上製/函付)  328ページ (カラー56ページ + モノクロ272ページ)

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