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電子書籍は本の夢を見るか -本の未来と印刷の行方-
¥1,760
(発行:2015年2月) 20年前には夢物語だったSF・近未来の世界がついにやってきた。 スマートフォン、タブレットPC、TV会議、バーチャルアイドル、電子書籍―…。 高速インターネットで、便利に豊かに回る社会。 その一方で、二千年以上人間とともにあり、その文化の根幹を形づくってきた「本」の存在が揺らいでいる。 本の歴史とICT技術の発展の、双方を見つめ続けてきた著者が、老舗印刷会社の経営者として、研究者として、パソコンマニアとして、父親として、愛読書家として、「本」と印刷、そして情報化社会を生きる人間の今と未来を語る。 ●目次 第一章 人間と本 「本」ってなに 大震災の少年ジャンプ 三代の文学全集 二年目の電子書籍抵抗勢力 本を処分する 本の解剖学 紙の復権 第二章 コンピュータで情報を読む デジタル時代の本のかたち CD-ROMの登場 すべてはインターネットへ そして電子書籍 電子書籍の作り方 電子書籍で『我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』を出す iPadブーム iPadの実用性 画面は横長、紙面は縦長 電子書籍と明朝体 電子マンガの次巻はまだか 日本語オンラインジャーナルを目指して PDFではなぜだめか 若旦那の電子書籍二年 電子出版EXPOに見る印刷屋の未来 第三章 インターネットと人間 ICTで便利な世の中 日曜研究者はネットで 今日からスマホ 次はフェイスブック 四年目のパソコン ベッドサイドのタブレット交替 どこでもコンピュータ 大人になったIT少年 スカイプでTV会議 かみたのみの終焉 電子式年遷宮挙行 方眼紙エクセル 初音ミクを知っていますか 第四章 本の未来をめぐる攻防 本づくりの歴史 私は印刷業を生業とする家に生まれた 活版の時代 写植とモノタイプ 月面着陸と電子組版 私の個人的体験 電算写植からさらにDTP、電子書籍へ 活版博物館から モノタイプを知っていますか 寅さんとタコ社長 マッキントッシュ三〇年 IVSで漢字コード問題は終わるか CTP三代目 オフセットの搬出 ドルッパへ行こう 印刷機メーカーさんへ 本はまず機械が読む たかが名刺されど名刺 「紙の」校正 卵の殻 業態変革という名の空中戦 私が前進しているのである 中西秀彦著 発行元:印刷学会出版部 四六判 216ページ
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印刷会社とデジタル印刷 ―成功への道―
¥1,980
発行:2014年7月 デジタル印刷は印刷会社にとって欠くことのできないものの一つではないでしょうか。 しかし、上手く活用していくためには多くのノウハウが必要です。 本書は、印刷会社が取り組むデジタル印刷に関して、業態を変えずに印刷会社として何ができるのかを、「印刷会社の内情やデジタル印刷への指針」「デジタル印刷のしくみ」「ユーザーの情報」を元に、デジタル印刷の成功への道筋を解説します。 (本書籍はデジタル印刷機で作りました) 2014年9月10日 日本図書館協会 選定図書に選ばれました。 ■目次■ 第1章 印刷会社がデジタル機を使うとき 1.印刷もデジタルへ 1-1.寅さん記念館から 1-2.デジタル化の大波 1-3.デジタル印刷機の登場 1-4.「オンデマンド印刷」市場の形成 1-5.バリアブル印刷 1-6.カラーデジタル印刷 1-7.人と環境に優しいデジタル印刷 2.現在のデジタル印刷情勢 2-1.デジタル印刷をめぐる環境の変化 2-2.ネットとの競合からネットと協同へ 2-3.市場別のデジタル印刷普及具合 2-4.トランザクション市場 2-5.商業印刷市場 2-6.出版市場 2-7.フォト市場 2-8.パッケージ市場 3.印刷会社がデジタル機を使うとは 3-1.デジタル印刷機導入はすべてを好転させるか? 3-2.新市場の創出へ 3-3.業態変革か印刷にこだわるか 3-4.デジタル機導入の条件 4.デジタル機と歩む 第2章 デジタル印刷を支える技術 1.電子写真の基本技術 1-1.モノクロプリント(コピー)の原理 1-2.プリンタ(コピー機)の工程 1-3.カラー転写 1-4.カラーコピーのプロセス 1-5.デジタル印刷機 2.ワークフローとカラーマネージメント 2-1.ワークフロー 2-2.カラーマネージメント 3.ゼログラフィの誕生 3-1.ゼログラフィの発明 3-2.ゼログラフィの商品化 第3章 デジタル印刷のメリットを享受する印刷企業 1.仕組みづくり 1-1.デジタル印刷の得意な仕事 1-2.無駄な慣例をなくす 1-3.誰が入力するか 1-4.多品種・小ロット・短納期 1-5.今後はバリアブル 2.オフセットとの融合 2-1.新たな商材へ 3.大学関係の印刷物 3-1.国の帳票類から 3-2.翌日納品ができなかった悔しさ 3-3.Web系へ 4.アルバムで威力を発揮 4-1.さまざまな技術的特長 4-2.クリアトナーで付加価値 5.オフセット印刷を知らないメリット 5-1.IT危機の進化 5-2.価値の高い仕事を大量に 5-3.マルチプレーヤーに 6.後加工が当たり前 6-1.小ロットカラーの走り 6-2.後加工の小ロット 7.“極” 小ロットの製本に対応 7-1.小ロット製本に違和感がない社風 7-2.デジタルで印刷の内製化 8.フォトブックに威力を発揮 8-1.自動化の追求 8-2.画質でも安心感 ドキュメントサービスフォーラム 編 発行元:印刷学会出版部 A5判 86ページ
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印刷現場のつくり方 ―お客様の獲得に向けて―
¥3,960
発行:2011年9月 不況下においても、高い利益を上げている印刷会社はたくさんあります。その違いは、「お客様を獲得する印刷現場」であるかどうかです。現場の改善と管理をすることが、現状を切り開く一つの手段につながります。 本書では、写真や図版を多用して、印刷現場の物品管理や使い方など、細かな点までわかりやすく解説します。巻末に切り離して使えるチェックシートを付属。 ●目次 第I部:印刷現場の改善と管理 第II部:印刷機械のワンポイントメンテナンス 第III部:印刷品質事故の見分け方 川名茂樹 著 発行元:印刷学会出版部 A5判 240ページ
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我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す
¥1,760
発行:2010年7月 電子端末の台頭、紙の消えゆく社会。紙文化の未来はどこに向かうのか。デジタル情報化社会の奔流に立ち向かう老舗印刷屋最前線実録。本の未来、情報の未来、そして印刷の未来にあるものは。 ●主な内容 ダウンロードは文学を変える/キンドル見参/印刷業界の電子書籍/無線LANの時代/ウィキペディア萌え/ツイッターにはまる/活版を知らない子供達/ネット印刷業の誕生/印刷と動画のコラボへ/インクジェットがやってくる/ブランド印刷業への道/この雑誌は有料です/電子式年遷宮のすすめ/図書館関係者の憂鬱/本はネットブックに勝てるのか/本が好きですか ほか 中西秀彦 著 発行元:印刷学会出版部 四六判 204ページ
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印刷営業マンのための 法律ゼミナール
¥2,200
発行年:2001年 印刷の受注時における契約は旧来の信頼関係による口約束であったり簡単な発注書によるものが多く、納品後に、お互いの思い違いなどで思わぬ問題が発生する場合がある。印刷会社と発注者との取引上で実際に起こるであろう問題をシミュレートして、Q&A形式で解説。 ●主な内容 印刷営業マンの法律問題の考え方/取引開始にあたっての法律問題/取引中における法律問題/納品後の法律問題/知的財産権法/製造物責任法/不正競争防止法/全日本印刷工業組合連合会印刷物の発注・受注に関する取引基本契約書〔モデル〕 ほか 石田正泰 著 発行元:印刷学会出版部 A5判 144ページ
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生産管理のすすめ方
¥1,760
発行年:1987年 ※美本なし(表紙に若干の傷や色落ちがあります) 類似の印刷物を扱いながら、企業間で収益格差がなぜ発生するのか?その大きな要因のひとつである工務部に焦点をあて、システマチック理論で分析する。 ●主な内容 生産管理部門としての工務の機能 生産管理の機能と組織/製版・印刷工程の進捗管理/原価計算と原価管理/生産管理支援システム ほか 村松礼二 著 発行元:印刷学会出版部 B6判 170ページ
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印刷・出版 ―次の時代へ―
¥7,700
SOLD OUT
1998年に開催されたコンプリント国際会議のレポートを基盤として、従来の印刷経営の次元とは異なったコミュニケーション産業の視点によるマーケティング論を展開。 ●主な内容 将来への主要課題/変化するワークフロー/商品開発のトレンド ほか Pira International 著,トッパン・グループ総研 杉浦文彦訳 発行元:印刷学会出版部 A4判 206ページ
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21世紀白書 アメリカ印刷産業
¥4,180
SOLD OUT
米国経済全体を見通したデータ分析に基づき、アメリカ印刷工業会(PIA)が2000年秋に発行した将来展望レポート「Vision 21:The Printing Industry Redefinded for the 21st Centry」の完全翻訳版。2006年に至る米国印刷産業の将来を市場、技術、経営の側面から予測し、マルチメディア環境に関する技術変化について特に注力してまとめている。 ●主な内容 米国経済と人口動態の動向/ワークフロー管理の未来/装置の変化の傾向/インターネット社会の印刷会社 ほか 翻訳・発行:凸版印刷株式会社 発行元:印刷学会出版部 B5判 256ページ
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新・印刷営業マンハンドブック
¥2,530
発行年:2003年 【残部僅少、美本なし(表紙に若干の日焼けや傷があります)】 得意先に好感をもたれるマナー、エチケットの常識、知らないではすまされない印刷の基礎知識、新規開拓から代金回収までの営業実務のすべて、ライバルを一歩リードするマーケティング高等戦術などに加え、トラブル解決のための法律知識も紹介、21世紀の印刷産業を担う印刷営業マン必携の書。 ●主な内容 第1章 印刷営業マンとしての心がまえ〔マナー編〕/第2章 印刷の基礎知識〔入門編〕/第3章 印刷営業活動の実際〔実践編〕/第4章 営業推進の知識〔応用編〕/第5章 印刷営業マンの法律知識 〔法律編〕 編著者:印刷営業マンハンドブック編集委員会 発行元:印刷学会出版部 四六判 並製本 334ページ